2011/03/25

悲惨な映像と年齢について

今日書いた事で一つ思ったのが、いわゆる残虐映像とPTSDと年齢の関係です。

最近の子供だけでなく大人も現実の惨劇などを直視させないのを慣れてしまっているというのもあるのでしょうが…これってゲームにもいえると思いますので。

率直な話、死の映像というのは心情的に見せたくないというのは分かりますが「人間が以下にモロイか」というのを理解するのにとても重要な事だと思っています。

特に現実において自分を含めて死は100%訪れます。ゆえに身内はもちろん友人の死も早かれ遅かれ訪れます。
多くの子供たちはその一番訪れるものは祖父母(更に高齢な曾祖父母)でしょう。
特に普段から可愛がられていた場合、その衝撃は大きい…ゆえに亡くなった時の失ったものの大きさを伝えるのにとても大きな役割…いわば寿命や病死はまさに命をかけた教育と言ってもいいかもしれません。

一度命の大事さを理解すると例え中学生でも死というものに対して冷静に理解できるものであると思っています。

私の場合、幼稚園と小5の時に祖父と伯母をそれぞれ亡くしています。
そんな中、中学の時に放送部に在籍しており、結構怖い映画は見ていました。
正直今見ても怖くないのですが映画館でみたバーニングという映画予告をエレファントマンを見に行った時に見てしばらく夢にまで見るまで怖かったwww

しかし、バーニングの予告と一緒に流されたドキュメンタリー映画のアメリカンバイオレンスを中学の時にじっくり何度も見たり、サスペリア2やさまざまなホラーや残虐シーンを見ています。
ただ、その中でも現実の映像であるアメリカンバイオレンスを怖いと思ったことはありませんでした。というより人間のもろさと命の大切さを知った感じです。

また悲惨な現実の映像として10フィート運動の原爆フィルムがあります。
8月6日は登校日という事もあり、中学の時に先生から全部は流せないから編集してくれという事で、元の素材を散々見ました。
そりゃ悲惨な映像が目にドンドン入ってくるわけですが、それがPTSDのようなことにはならなかった…意外と現実の映像というのは死者=動かないので思っているほど恐怖ではないのですね…だから恐怖をあえて植えつけようとするホラー映画の方がよっぽど怖いと感じて、当時まだバーニング本編を見る勇気すら起きなかったw

個人的に思うに映画やゲームなどのホラー映画は驚かせる・怖がらせる事を目的として作られていますので、ある程度はPTSDの事を考えて年齢制限等をした方がいいと思います。
私が小学生の間はまだバイオハザードを遊ばせたいとは思わない理由がそこにあります。
※それより目の前にあるものを使って自分で色々な遊びを見つけたり作ったりできる様になってから、ゲーム機に手を出しても良いと思う

が、リアルで起きた事はなるだけ直視はさせたい…自分で考えられるようになって欲しい。
ただいきなり死体だらけはキツイので、もし小中学生の時に祖父母などの葬儀に出た事がある子供であれば…死というものを多少理解しているはずなので、災害などの現実の写真などをみても冷静に判断できると思います。
まぁ幼稚園以下だと死すら理解してないと思うので未経験と同じと思っちゃっていいかもですけど。

いずれにしても現実の死とフィクションによって作り出される恐怖とは根底が違うので同じ基準で縛ったり見せるのを控えたりするのは、私は疑問に思っています。

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